小学生の時もそうだったと思いますが中学国語の問題の大半は長文による読解問題で構成されています。実際、中学生の定期テストを見ると漢字の読み書きが20点、作文10点で残りの70点分が長文の読解問題となっています。これは学校の試験だけでなく高校受験の国語の問題も長文による読解問題が多くを占めています。つまり、国語で点数を取るには長文読解ができるようになる必要があります。
しかし、国語の読解問題について明確な学習法があった上で勉強している中学生は少ないのではないでしょうか。というのも読解問題ができるようになるためのプロセスが他の教科と違って不明確に陥りやすいのが国語です。なんとなくで読解問題を解いた結果あまり良くない結果となってしまうことがよくあります。
そうならないためにここでは中学国語の読解問題の解き方について述べていきます。
①まずは速読で長文の内容を理解する
読解問題でまず一番重要なのは長文の内容を頭に入れることです。長文の内容に関する問題が出題されるので当然ですよね。ただし、ここで注意しなければいけないのは読むスピードです。あまりにもゆっくり読んでいると問題を解く時間がなくなってしまいます。「なるべく速く、正確に読む」ことが大切です。
②速読しながら接続語の問題があれば接続語を優先して解く
長文を速読していると文章にところどころ空欄があると思いますが多くは接続語を答える問題になっていることが多いです。接続語を文章を速読しながら解いておくとより読みやすくなり、時間節約にもなります。
③指示語の内容をはっきりさせておく
文章を読んでいく中で「これ」や「それ」、「そのこと」などの指示語が後半に増えてきます。指示語の内容は指示語の前の文章で出てきているので前の文章から指示語をはっきりさせておきましょう。
国語の長文読解になれていない方はまずはここまでをできるようにしましょう。
④文章の流れをつかむ
一度速読してある程度内容が頭に入ったらいよいよ問題を解いていきます。問題を解くにあたり文章の意味段落ごとにチェックをつけておきましょう。問題を解く際にどの場面の内容かすぐに振り返ることができます。
⑤後は慣れ!練習あるのみ
①~④の流れを守って読解問題を解けば今までよりも正答率は上がります。ただし最初は速読しながら長文の内容を理解することがかなり大変です。たくさん数をこなして慣れていきましょう。
以上が中学国語の長文読解の解き方でした。