まず、英語ができるようになるには英単語と英文法の2点について学ぶ必要があります。
この2点について詳しく述べていきます。
まずは英単語ですが、中学で学ぶ英単語は約2500単語です。(2021年学習指導要領改訂後)
英語ができるようになるにはこの約2500ある英単語を覚えなければいけません。英単語を覚えなければそもそも英文が書けませんからね。
ただ、その英単語を覚える作業というのも段階があります。下記にて自分がどの段階かをまずははっきりさせましょう。
①英単語が読めない
まず、英語が全くできないと感じている方が最初に当たる壁がそもそも読めないことです。
「teach」や「catch」といった英単語は読むことができますか?怪しい場合は音声を聞いたり読み仮名を振ったりして発音を練習しましょう。
②英単語とその意味を一致させる
英単語を最低限読めるようになっているのであれば次は英単語を覚える作業です。
英単語を書ければそれに超したことはないですが難しい場合はまず英単語を見て日本語訳を答える、日本語訳を見て英単語を発音できるようにしましょう。
③英単語の意味がある程度理解している
英単語をある程度理解している状態であれば後は英単語を覚える作業です。ここでいう覚えるとは英単語を実際に書くことができる状態にすることです。
英単語を覚える手段はネット上に様々あると思いますが筆者がおすすめするのは「書く」「読む」「聞く」を繰り返して暗記することを推奨します。
次に英文法です。
英文法も様々な種類があります。「不定詞」「受動態」「現在完了」などありますが私個人が思うに覚えておくべき・押さえておくべき英文法はたった3つです。
その最低限覚えるべき英文法とその理由を下記にて説明します。
①be動詞・②一般動詞
中学で一番最初に習う英文法がbe動詞・一般動詞です。
意外に思われるかもしれませんが私個人が今まで教えてきた中学生でこのbe動詞・一般動詞の段階で躓いてしまい、英語が全くできなくなってしまったというのはよくありました。中学1年生の最初に習うからといって馬鹿にできないのがbe動詞と一般動詞です。
みなさんはbe動詞(am・are・is)と一般動詞(playやstudy)を英文によって使い分けられますか?
もし、使い分けができないようであればまずはbe動詞・一般動詞を理解しましょう。
後述で詳しく記載しますがこのbe動詞と一般動詞を理解したなら英文法は怖くありません。
③助動詞
be動詞と一般動詞に慣れたのなら助動詞を勉強しましょう。英文を作る上で基本となるのが前述のbe動詞・一般動詞、そしてこの助動詞です。
ありがたいことにこの助動詞の単元で覚えることはかなり少ないのでbe動詞・一般動詞ができているのであれば助動詞はそんなに脅威ではありません。
というのも助動詞のルール「助動詞+動詞の原形」と助動詞の種類(can、may、must、will、should)といった数えるほどの単語を覚えるだけです。
さて、いよいよ今挙げた4つの英文法で大丈夫な理由を述べていきたいと思います。
英語は基本的に下記の通りにできています。
主語+(助動詞)+動詞(be動詞・一般動詞)+名詞
例えばbe動詞
I am Ken.→Iが主語、amが動詞、Kenが名詞
例えば一般動詞
I play soccer.→Iが主語、playが動詞、soccerが名詞
例えば助動詞
I can play tennis.→Iが主語、canが助動詞、playが動詞、tennisが名詞
上記の英文はどれも
主語+(助動詞)+動詞+名詞の形になっています。
つまり主語、助動詞、動詞、名詞の順番を守ればどんな英文でも作ることができます。
さらに
I am cleaned my room by my mother.
上記は受動態の例文ですが英文を見てみると
Iが主語、amがbe動詞、cleanedが過去分詞、以下名詞という構造になっています。過去分詞という受動態特有のものがありますがそれ以外は主語+動詞+名詞の英文ルール通りになっています。
他にも
I am playing soccer now.
現在進行形の文ですがIが主語、amが動詞、soccerが名詞です。
各英文法それぞれ特有の形(現在進行形ならbe動詞+~ing、受動態ならbe動詞+過去分詞)を別途覚える必要はあれどどの英文も根本は主語+動詞+名詞です。
まずはみなさんの今の段階を見極めて主語+動詞+名詞の英文を書けるようにするただそれだけで劇的に英語の見方は変わってくると思います。