まず、改めて最初に中学校の英語教育がどのような内容なのかを説明していきたいと思います。
中学校では主に各公立中学校指定の教科書を使って英文法の授業をメインに行います。教科書には本文と英文法の例文が載っています。勿論、英文法の授業だけでなくALTの先生による英会話の授業もありますが割合的には圧倒的に英文法がメインの学習となります。定期試験においてもテスト構成はリスニング2割~3割、英文法と英作文が残りの7割を占めているものとなっています。
また、中学3年生が受験する公立入試の試験内容もリスニング3割、英文法や長文読解7割の比率となっています。(千葉県の公立入試を参考にしています)
つまり、中学校の英語において成績を上げるのに求められているのは英会話ではなく英文法なわけです。
そして多くの英語が苦手となってしまっている中学生はこの英文法の授業が理解できずにいるわけです。中には序盤のbe動詞や一般動詞で躓いている人もいることでしょう。
以上のことから小学生の内に中学校に進学する前に対策するべきなのは英文法ということになります。
ただ、だからといって小学生が英文法を1人で学習するにしても中学生が手こずっているのに小学生ができるわけありません。
学習方法はいろいろあるかと思いますがすぐに思いつくものでいうと塾に通うことや家庭教師、通信教育などに頼るのが一番成功しやすいかと思います。
ただやはり大事になるのは「勉強すること」ではなく「勉強した結果」ですので通塾するだけでなく実績を塾に求めることも重要です。
英文法においてわかりやすい結果の残し方、それが「英検」です。
英検はリスニング・英文法・長文読解と対話文・英作文で構成されているテストです。
構成内容を見てもらうと分かるとおり英検のテストは中学校の定期試験の構成にそっくりです。
英検~級に合格することで中学校のどの位のレベルまで理解できているのかが一目で分かるわけです。
また、英検に合格すると受験した本人も英語に対して得意意識を持つことができ、英語の学力だけでなく、勉強に対するモチベーションも上げることができます。
小学生であればまずは英検5級あたりから始めて見ましょう。また、一般的に英検は3級が中学卒業レベルと言われているのでできれば小学生の内に英検3級を合格すると中学校での英語学習はスムーズかと思います。(学習指導要領改訂のため中学3年生の時点で英検準2級レベルの英文法も行うようになったので最終的には英検準2級~2級まで目指せるとgood!)